API 512V/3124Vを試す
API 512Vの500モジュールが出た時にちょっとお借りしましたが、4chの3124Vが出たので、ちょっと無理言ってAPIプリを一気にお借りして、うちのAPI 312も含めて聞いてみました。
以前に512Vを借りた時にも思いましたが、512V、512Cよりも大きな音像で録れる印象です。APIっぽいトランジェントの良さとと高域の伸びはそのままに、中域が少し膨よかになってます。この変化をAPIっぽくないととらえるかどうかで評価が分かれる気がしますが、個人的には512V、相当好印象です。特に4ch仕様のAPI 3124Vは久々にちょっとグラっと来てます。すごいオールマイティに使えそうです。
いろいろなプリを試して、どうも個人的にAPIの音がかなり好きらしいと前から思ってたのですが、やっぱり用途を選ぶ気がしてたのです。でも3124Vの音像と音の存在感、今の時代にすごく合ってるように思いました。TG2とか、ここ数年でヒットしたプリへのAPIの回答なのかもしれません。
API 512V、1chにつき2520のオペアンプを2個使ってるんですよね。音の存在感はこれの影響も大きいのでしょうか?
上が512C、下が512V。
512Vと3124V、アウトプットボリュームがあります。512、312って絞り切りでもかなり大きいので、これは有難いかも。プリに突っ込んでアウトプットで絞るって使い方が出来ますが、プリでよりドライブさせても、Neve的な攻撃的な歪みにはあまりならない印象です。
API 512V、3124Vの良い感じの押し出し感は、2520オペアンプが2つだからなのか?の疑問を探るべく、うちのAPI312から550Aを通した状態と3124Vを比較。やっぱりオペアンプ2つが起因してる可能性大です。312から550Aビンテージ通すとオペアンプ3つ通るからか、存在感がアップする感じがします。ビンテージAPI卓の音って、このオペアンプをいくつも通る感じがミソなのでしょうか?私のAPIの音好きは、2520オペアンプを通った音が好きなのかもしれません。
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