AppleシリコンにNative対応したPro Tools 2023.3が登場

投稿者: Katsuro Uno 投稿日:

遂に!!AppleシリコンCPUをNativeサポートしたPro Tools 2023.3がリリースされました。これだけ待たされただけあって、現状でかなりのAAXプラグインがシリコンCPUをNativeサポート出来ております。以下、あくまでAAXプラグインに関するお話になります。(2023年3月25日現在)

何故かStutter Edit 2だけ先行して対応していたiZotopeはOzone10とRX10が正式に対応。Ivoryも新規のライブラリも含めると有償アップグレードにはなるもののバージョン3にて正式対応。(バージョン3のプラグインのみのアップデートなら無償。)

その他細かいところではGForceも有償アップグレードによりMinimonsta 2とOddity 3が正式対応。reFXも有償アップグレードですがNexus 4ともう廃番だと思っていたVanguard 2が正式に対応。待たされていたViennaもSynchron PlayerとSynchron Pianoが正式対応いたしました。同じく有償アップグレードですがDolby Atmos Rendererが正式対応したのも大きなニュースですね。

まだ未対応のもので気になるところでは、インストものでは、Addictive Drums、Aria Player、BFD、Elastic、Engine、MusicLabのReal Guitarシリーズがいつ対応になるのか?そしてPlayがこのままOpusに移行するとしたらアップグレードできるようになるのか?またViennaはVienna Instrumentsまで対応してくれるかどうかなどです。

エフェクトものでは、Audioeaseのプラグイン、Lexiconのプラグイン、TCのプラグインの対応がいつになるかでしょうか。またPlugin Allianceの対応が思ったよりも対応が遅いのも気になりますね。

とは言えレコーディングとミックスではもうシリコンNativeでもかなり行けるのではないかと思います。起動やプラグインチェックのスピードも確実に速くなっていると思いますし。シリコンNativeだと書き出しが速いという情報もあります。

ただ、基本全て最新版でしか対応しないため、有償アップグレードが必要だったり、Ozoneなどはバージョンによって音が違うのに旧バージョンが使えなくなったりするのも確かです。まだ不安要素はありますが、今後より快適な環境構築に繋がってくれる事を期待しております!


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