Stam Audio SA-V72を導入しました

Stam Audioのプリアンプが届きました。型番はSA-V72、Telefunken V72レプリカタイプのプリです。

実は注文したのはSA-V76というV76レプリカタイプの1chプリでした。V72と同時に発表され、昨年の9月くらいから受注開始。発売前のプリオーダーで100ドルオフ、おまけに最初の100台は更に100ドルオフなので、昨年の9月28日に手付けの200ドルを入金。長ければ1年近く待たされるのは知ってましたが、完成後に残金を支払うというシステムはなかなかに親切で注文しやすいです。

その後コロナ自粛などいろいろありましたが、1年経った今年の9月半ばにそう言えばその後どうなってるんだろう？と気になりメーカーのサイトを見てみたら、いつの間にかV72もV76もソールドアウトになってて、え、、完成したって連絡来なかったけど、やっぱり残金払ってなきゃいけなかったんだ！と勝手に思い込み、残金を入金して、ごめん、忘れてた、残金払ったから商品発送してちょうだい、とメーカーへメールしました。

そしたらすぐに返事が来て、今2ヶ月以上のロックダウン中で工場に行けてない、だから残金払って欲しいのメールも出してなかったんだ、と。私自身待たされ過ぎて興味が薄れてたのと、今後の仕事への不安などもあって、だったらキャンセルしたいかも、、でももしあなたの会社の存続の為にこのお金が必要だったら待つよ、って連絡しました。相手はロックダウンしてるって言ってるのに納期遅いってキャンセルするのも酷過ぎるなと。そしたらありがとう、最善を尽くす！って帰ってきたので、なら待とうとなった次第です。

そしたら9月末に、V76で注文もらってるけどV72なら来月生産するからそちらにしない？とのメールが届します。うーんって迷いながら、V72の方はサウンド的にはどうなんだい？と返事を返すと、V72はゲインがV76の半分ちょっとくらいまでしか上げられないけど、V76はV72 2台分の回路が入ってるだけなんだ、V72だって最高のサウンドだよと帰ってきました。うん、そうだよねと思って、ならV72に変えていいよと返事。V72の方は2ch仕様だったからお値段はV76より少し高かったし、追加の支払いないならまぁ変更もありかなと。

そしたらそこからまた音沙汰なし。10月に生産するって言ってたのに。12月に入って、これはもうキャンセルだなぁ、メール出さなきゃって思ってたところに、12月15日に、できたよ！送るからもう1度住所確認させて、のメールが届いて、今日に至ります。Fedexのスケジュールだと12/25着になってて、実はわざとX’masに合わせたのかと思ったくらいのタイミングで届きました。

発送時に届いたメールに、商品は全部230V仕様になってるから届いたらそちらの電圧に合わせてね、と添えられてて、おいおい、仕様変更の為のフューズとか付いてるの？？と思いましたが、届いてみたら115Vオンリーのシールが貼ってあります。そして表面のパネルは注文時にWEBで見た写真と違います。WEBでは52dBまで表記があったのに、製品は44dBまでです。流石ガレージメーカーという感じです。まぁ44dBまでの方がオリジナルに沿ってますが。

海外のガレージメーカーに注文したの初めてだったのですが、ドラマが多過ぎて思わず長文書き留めてしまいました。笑 シリアルは4番ですし、実はあまりに注文入らなかったのかも。V76の方は実は1台も生産してないのかもしれません。中の回路の写真も撮ろうと思ったのですが、ネジの一つに剥がしたら後が残るシールが貼ってあったので、一応開封は動作確認をしてにいたします。笑

そして早速Stam Audio SA-V72を試聴。ブースに入ってヘッドホン越しに聞いたらいいじゃん！ってなりましたが、録った音をコントロールルームで聞いて、あーなるほど、、となりました。V72の特徴はありますし音良いですしコスパも良い思いますが、ビンテージにある何かが足りません。あっさりしてます。でもソースやオケによってはこちらの方がいい場合も十分あるとは思うレベルです。

レプリカものいろいろ聞いてきましたが、基本はどれも同じ印象ですね。でもV72的な傾向の音のプリはうちには他に無いですし、以前所有してたSiemensのV72は出番少な過ぎて手放しましたし、コスパ的な事考えてもちょうど良い選択なのかもしれません。StamのV72の方がゲインの微調整出来ますし。いつかビンテージ入手して手放すかもしれませんが、、笑

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